クイズ王への道 連載65

650問。


[まえがき]
①木曜日の勧誘、お疲れ様です。涙が出そうですよー。本当にお疲れです!
100人達成、おめでとう!

自分が思うに、2年に上がるタイミングで入る人がいるんじゃないかと思います。今すぐに結果が出なくてもね。
 クラブというのは人間関係がベースにあるから、人間関係のない場所に出向くというのは、よくよく考えると敷居が高いとは思う。
 でも、潜在的に興味のある子は必ず居り、何かのきっかけさえあれば、ポポポっとことが進むと思う。大丈夫!

②今日来られなかった人は、いやー絶対来たらよかったのに…と思えるくらい、凄かったっす。大学生と高校生のジョイントなんてまずない上に、「20世紀のクイズ賞金獲得額ナンバーワン(本当)」の方がゲストに来られるなんて、まあ、豪華すぎました。

その後、我々はモスでしたが、毎回その日の感想的な話題になります。もちろん誰のプレーがどうだった、とかいう話にもなります。気になる?いや、そこは秘密。

あ、ひとつ言えば、「魚介類!」とかいいよねー。「わかりません」より100倍イイ。
これは20世紀賞金王さんもおおいにうなずかれておられました。

クイズは授業じゃないから、どうせ間違えるんなら、笑いを取らないとね。
そういう人柄っていうか姿勢が、彼の作問にも表れていたしね。


[A〇Lに向けて]
さて、向こうの早押しのプレーぶりをずっと見ていました。

「こなしている問題数」の絶対量が向こうのほうが多いなーと。
ここは自分が反省している部分でもあります。

具体的には、読んでいる問題集の冊数が違うなー。「みん〇や」だけでは押さえられないベタが無数にあるから。

前々回、本棚から本を借りていった部員くんが現れてくれたが、「やっとそこに気付いてくれたか」と思って、嬉しくなったものです。(中身を見れば、あー、あの問題は20年前にすでにここに載っていたのかーということに気づくでしょう。)


1問1問大切にしていく。ここに尽きるのかな。勝機はそこに見いだせる。(鼓舞)
「あー、出てたな、なんやったっけ?」を極力減らすこと。


もし負ければ、絶対に悔しいだろうから、味わいたくない悔しさを想像する力さえあれば、目の前の1問を大切にすると思う。

それが勝ちにつながるはず!

 

 

 

 

問題。

 

 

 

 

1 リヨンの国際空港の名前にもその名を残す、「夜間飛行」「星の王子様」などを書いたフランス、リヨン生まれの作家は誰?

 

 

 

 

 

2 航空機内の急病人に対する医療行為は、それが誠実に行われたのであれば、たとえ悪い結果になっても責任は問わないとするアメリカやカナダの法律を特に「何の法」という?

 

 

 

 

 

3 源氏物語第十四帖の巻名になっていたり、大阪市のシンボルマークにもなっていたりする、船が往来できる目印として水路に立てられた標識のことを何という?

 

 

 

 

 

4 ニコニコ笑って肩をポンと叩いて人を手名付けるのが得意だったため「ニコポン宰相」と呼ばれた、日本の首相としての通算在職日数2886日は歴代1位である政治家は誰?

 

 

 

 

 

5 イタリア語で「溺れる」という意味がある、アイスクリームにエスプレッソコーヒーなどをかけて食べるデザートは何?

 

 

 

 

 

6 新幹線「のぞみ」の名付け親と言われているエッセイストで、トーク番組「サワコの朝」の司会でも知られるのは誰?

 

 

 

 

 

7 「やおきん」や「ダイドードリンコ」など、製品の企画、開発は行うが、製造は他社に委託する形態の企業のことを、「工場がない」という意味の言葉をつけて何企業という?

 

 

 

 

 

8 映画史上最も有名な6分間と言われる「オデッサの階段」のシーンが有名な、いわゆる「モンタージュ理論」を駆使した、エイゼンシュタイン監督の映画は何?

 

 

 

 

 

9 海に出るために最低二回国境を越えねばならない、いわゆる「二重内陸国」は世界に2つ。どこの国とどこの国?

 

 

 

 

 

10 「ニューイヤー駅伝」「輝く!日本レコード大賞」「M-1グランプリ」など、同じ時間帯にテレビとラジオで放送することを英語で何という?

 

 

 

解答。

 

 

 

1 リヨンの国際空港の名前にもその名を残す、「夜間飛行」「星の王子様」などを書いたフランス、リヨン生まれの作家は誰?
サン=テグジュペリ

★読者には「サンテックス」の愛称で親しまれている。
★「夜間飛行」も有名なので知っておいてね。飛行士ファビアンの物語。

 

ご本人↓ (ちなみに、最期は飛行機で飛び立ったまま行方不明に。) 

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2 航空機内の急病人に対する医療行為は、それが誠実に行われたのであれば、たとえ悪い結果になっても責任は問わないとするアメリカやカナダの法律を特に「何の法」という?
善きサマリア人の法(Good Samaritan laws)>
★自分の所属サークルでも出され、今日も出ていたので出しておきます。答えるとカッコいい。
★要は、日本にはこういう法律はなく、「お医者様はいっらっしゃいますか?」の呼びかけに応える医者は半分以下らしい。責任を取れないからだ。

 

 

3 源氏物語第十四帖の巻名になっていたり、大阪市のシンボルマークにもなっていたりする、船が往来できる目印として水路に立てられた標識のことを何という?
<澪標(みおつくし)>
百人一首元良親王の「わびぬれば 今はた同じ 難波(なには)なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ」の掛詞にもなっていますよね。

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4 ニコニコ笑って肩をポンと叩いて人を手名付けるのが得意だったため「ニコポン宰相」と呼ばれた、日本の首相としての通算在職日数2886日は歴代1位である政治家は誰?
桂太郎
拓殖大の創設者でもある。
★通算でなく、連続在職日数なら佐藤栄作です。

 

ご本人↓ この人にニコポンされたら、ちょっと怖いかも。

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5 イタリア語で「溺れる」という意味がある、アイスクリームにエスプレッソコーヒーなどをかけて食べるデザートは何?
<アフォガード>
★コーヒーにアイスが浮かべばコーヒーフロートですが、…というフリもあり。

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6 新幹線「のぞみ」の名付け親と言われているエッセイストで、トーク番組「サワコの朝」の司会でも知られるのは誰?
阿川佐和子

★「希望」と「太陽」が有力候補になっていたが、委員会のメンバーだった彼女が、父(作家・阿川弘之<機関車やえもん、の作者>)が、日本の列車は大和言葉だと言っていたので、「希望」は「のぞみ」になりますよね、と進言したのである。

 

ご本人↓

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7 「やおきん」や「ダイドードリンコ」など、製品の企画開発は行うが、製造は他社に委託する形態の企業のことを、「工場がない」という意味の言葉をつけて何企業という?
ファブレス企業>

★たとえば、やおきんの「うまい棒」=製造は茨城県の「リスカ
      やおきんの「キャベツ太郎」=製造は茨城県の「華道(かどう)」
任天堂ファブレス企業です。

 

 

8 映画史上最も有名な6分間と言われる「オデッサの階段」のシーンが有名な、いわゆる「モンタージュ理論」を駆使した、エイゼンシュタイン監督の映画は何?
<「戦艦ポチョムキン」>
★「エイゼンシュタイン」自体が一発屋的にこの映画で有名。
★「モンタージュ理論って何や?」とクイズ研時代に思ったものです。ベタベタの2乗。
簡単に言うとカットを組み合わせると、人間の脳は勝手に前後を結びつけるという理屈で、現在ドラマや映画で当たり前に行われている編集方法です。
★「オデッサの階段」はカットだらけなんだけど、怖いんです。赤ちゃんの乗った乳母車が勝手に階段をカタンカタンと降りていくのは、映画史上、すーーーごく有名。

 

エイゼンシュタイン↓ 怖い。

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オデッサの階段 ↓ 有名。まあ、見たらモンタージュ理論がなんとなくわかる。

最初は飛ばして、10分20 くらいからが超有名な部分。


BATTLESHIP POTEMKIN The Complete Odessa Steps Sequence

 

★この映画はロシア革命20周年記念として製作されました。

 

9 海に出るために最低二回国境を越えねばならない、いわゆる「二重内陸国」は世界に2つ。どこの国とどこの国?
リヒテンシュタイン と ウズベキスタン

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10 「ニューイヤー駅伝」「輝く!日本レコード大賞」「M-1グランプリ」など、同じ時間帯にテレビとラジオで放送することを英語で何という?
<サイマルキャスト>
★サイマル(similar<類似した> + キャスト(castはブロードキャストのこと)=同時放送の意味。ベタですね。

 

 


[あとがき]
今後、対外的なことも増えるだろうから、クイズマナーについて書いて締めくくる。
あくまで一般論ね。諸先輩方の誰かに言われてしまう前に、教えておきます。

 

たとえば、AQLは、クイズに慣れた、ちょっと今の高校生に興味がある人がうしろで観ているが、今から書くようなことを、シビアに観ているものだ。


①早押し問題に不正解だったときの話。

答えを聞いて、たとえ「あー、なるほど、そういうことね」と思っても、それを口に出すと、突っ込みどころ満載のNGフレーズとなる。まるで作問者の文章、問い読みの読み方がミスリードしたかのように映ってしまい、その人たちに失礼になっちゃうのだ。つまり「もうちょっと聞いて、冷静に考えたら、答えは出せたんですけどね」という言い訳にしか受け取ってもらえない。「いやいや、なるほど、そういうことね、って思うのなら、冷静に解析して、正解だせよー!」となってしまう。

 

ブーとなったときは、もう黙っておくか、「しまったー」「てへへ」など言って、間違えた自分にガックリしておくか、のどちらかだ。


②早押しで自分に解答権がないときに、わかる問題が出されたときの話。

あーわかるのに!の気持ちは十二分にわかる。

しかし、おそらく他にもわかる人がいているものであり、あまり格好よろしくない。

また、そのあと押すであろう人が問題に集中しにくくなるのも事実だ。
よって、この場面においても黙っておく。なんでわかる問題がこんなときに!というジェスチャーも極力しないでおこう。(ただし、出題者に目でアピールするのはアリ。)

もちろん、出題者がスルーのブザーを押した後なら「わかる、わかる、コレなになにですよね」もアリです。答えたかったんだもんね。

ここで述べたのは、あくまで出題されてからブザーがなるまでは、だんまりを決め込むのがクイズ美学なのだ、ということである。

 

これらのことは、去年の今頃言っても意味不明だったろうが、今なら通じるだろう。逆に言うと、ステップアップした証としてのアドバイスと思ってもらえると、幸いです。

 


勝ちに行くと同時に、フェアプレーな印象も大事、というお話。

ではでは。