特に、新入部員、読むべし!!

夢の10連休も始まりました!

 

★[連絡]

新入生も上級生も全員!

「クイズ王への道 1~3」(30問)

に加え、この連休中に更新される「クイズ王への道 119以降」(何問?)から出題します。問題文も全く一緒です。

 

商品は「東大英単語 鉄壁」(2千円以上しますね)か、秘密の有名参考書です。

 

出る問題がすでに決まっているので、勉強しましょう!

ルールはちょっと考えますね。

 

★[例会 感想]

企画をしてくれたお二人、お疲れ様であります!

前回といい、今回といい、こういう例会を待ってたんす☆ 

「こういう」っていうのは、ちょっとした味付けで、クイズがググっと楽しくなるっていう感覚。まさに自分の求めるものです。

 

Kくん企画、見ていて純粋に面白い!新入生の光る押しと上級生の、ボードで書いてから押す姿の必死さ(笑)問題の難易度がちょうどよかったね。名数問題(~なものはX個)も、クイズの基礎練として毎回やってもいいよな。「葵祭」もこれで覚えられただろうし。とってもクイ研らしい企画でした。

 

Nさん企画、美しい!1260円をタダにするっていうゴール設定の発想にセンスを感じた。得意分野で自分のやりたいことをやる楽しさが伝わってきた。ドアが開くときのワクワク感がたまらん。誰もがわかるものから「あー、この絵見たことあるけど、なんて言うんだ?」まで問題選定も抜群!

 

とにかく、2人とも、見ていて楽しかったです!

先輩方はたのもしくなったなあと、しみじみ。

 

★[今日の「クイズのいろは」]

 

◆~クイズに強くなるには~◆

 

●とある新入部員が「どうやったら強くなるんですか?」と問うてきたとき、
某先輩は「(クイズ)本を読めばいい」という、ズバリな答えを言っていましたが、
ほんまにそうです。

 

●さて、ボクのクイズの入り口はというと、梅田の本屋で手にした「クイズは創造力」という本。ボクの人生を変えました。

●この本の著者は、その前年の某大型クイズ番組でクイズ王となった、今でいうI澤くん的なカリスマで、彼が上梓したこの本にはクイズに強くなる方法がたくさん載っていて、まさに目からウロコでした。

●クイズ番組百戦錬磨である著者が書いたこの本では

 

「クイズの強さは、こなした問題量に比例する」と言いきられていたのです。

 

●当時クイズの素人だったボクは、「クイズに強い人って、ナチュラルに物知りな人なんやろうな」くらいにしか考えていなかったのだけど、この本では「クイズには、何度も何度も出題される“ベタ問”という問題が存在し、まずはそれらを覚えなさい!」と述べられていたのです。“ベタ”という言葉を広めたのはこの著者です。

 

●新部員の諸君の中には「もっとランプつかせたいなー」と思っている人も多いでしょ?クイズの駆け出しのボクも、かつてはそうだったんです!

大学でクイズ研設立当時、早押しをやっていると、ナチュラルに物を知っている人が必ずいて、全くランプがつかないなんてことがよくありました。

そんなときに手にした前述の本にて「クイズの強さは、こなした問題量に比例する」という金言に出会ったわけです。

「なるほど、自分は物を知らないわけだから、人工的に知識を増やそう。何度も何度も出題される“ベタ問”とやらをひたすら覚えよう!」と心に決めたわけです。

 

●結論からいいますと、この方法、あたりまえですが、強くなる最短距離です。

というのも、ベタ問というのは、その分野にくわしい人にとっては当り前の知識であったり、「へえ」と言えるものであったり、世間の常識と違って実はこうなんですよ、といった、クイズに関わった先人たちの足跡のようなものだからです。

 

●ベタ問を覚えた効果の検証
<自分、ベタをやる前> 

フジテレビのクイズ王番組の全国予選。応募人数が殺到し、「予選を受ける人を選ぶための予選(なんじゃそりゃ)」が行われ、ボクは全くのクイズの素人の後輩にも負け、予選落ち。「グリーンランドに次いで2番目に面積の大きい島は?」も「知らないよー!」というレベル。

 

<その後>
この日を境に、問題という問題を、鬼レベルで読む。

 

<1年半後には>
同じくフジテレビのクイズ王の全国予選。全国100人の内に入り、東京のスタジオ収録に呼ばれる。放送を見ていたら、東京への合格率はわずか2%だったようで、「クイズ素人の自分でも、頑張れば全国レベルに強くなれる」と実感。

 

この1年半で覚えたことは、いまだ自分の基礎力になっています。

 

検証結果:為せば成る!

 

◆クイズに強くなるには その2 ~クイズの問題を覚えるって?~◆


●クイズの問題を「覚える」という作業に抵抗を示す人も少なくありません。
なんだか、つらい受験の延長みたいなイメージだからでしょうか。

 

でもそれは違います。クイズの問題を覚える=人生が倍楽しくなる と思いましょう。

 

例えば、クイズの駆け出しのころ
レンブラントと並び称されるオランダの画家で…」というフリでよく出されたフェルメールさん。

当時は今ほど世間の誰もが知っているわけではなく、「真珠…」も今ほど有名ではありませんでした。ボクも「フェルメール?とりあえず覚えておこう」という、なんとも恥ずかしい反応。(当時は「デルフトの眺望」が「真珠…」よりクイズでよく出た。)


しかしクイズでフェルメールという画家の名前だけを先に知っていると、のちのちに「真珠の耳飾りの少女」を見たときに「あー、あの、クイズで覚えたフェルメールか!」という反応ができるわけで、これはこれで面白いわけです。

●つまり、

<普通の人> フェルメールの絵を知っていて→クイズで出される→当然答える
<クイズ好き> クイズでフェルメールを知る→実際のフェルメールの絵を見る→おお!コレがそうか!とニンマリ。

 

<普通の人> 日本三大珍味の1つカラスミを食べる→クイズで出される→答える
<クイズ好き> カラスミがクイズで出題される、覚える→のちに実際、カラスミの試食に遭遇→おお、こんな味なのか!とニンマリ。

 

本校の先輩方も、オカピ、ボンゴ、コビトカバジャイアントパンダなんて世界四大珍獣をクイズで知りながら、去年シンガポールの動物園で「コレが四大珍獣のアレか!」と盛り上がり、マーライオンを見ては「コレが世界三大がっくり名所の!」とパシャパシャ、カメラ。

 

クイズの問題を覚える=人生が倍楽しくなる の意味をわかっていただけたでしょうか?

 

かくいうボクも、今からイスラムのお祈りの時間ですよーと人民に知らせる、モスクから聞こえる大音量の読経は?
答え アザーン (難しいでしょ?) という問題を先輩方に出していたんです。

その2ヵ月後、昨年のシンガポールへの研修旅行。バスから降りると、ちょうど生のアザーンが流れていた最中。
「おお、コレが、あのアザーンかあ!」と感動したのです。

 

しつこいですが、

<普通の人> 旅行でアザーンを聞いた→クイズで出される→当然答える
<クイズ好き> クイズでアザーンを知る→実際のアザーンを現地で聞く→おお!アレか!

 

再び、しつこいですが、
クイズの問題を覚える=人生が倍楽しくなる の意味をわかっていただけたでしょうか?


●しつこいついでに、ダメ押しで。

「環境問題にいち早く警鐘を鳴らした著書『沈黙の春』を書いたのは?」
答え レーチェル・カーソン

…という、ベタ問があるんです。
君は「知らんなー」で終わる人? それとも「覚えておこう」となる人?

大学時代、クイズ発展途上中だったボクも「要るんかいな?」と思いつつ、まあ、覚えました。

ところが!

数日後、梅田の本屋のレジで、前に並んでいた女性がなんと『沈黙の春』(レーチェル・カーソン著)を手に持っていたのです!
「おー、やっぱ有名なんだー」と思ったのは言うまでもありません。

自分の無知を恥じました。

 

●結論
「クイズの強さは、こなした問題量に比例する」
「クイズには、何度も何度も出題される“ベタ問”という問題が存在し、まずはそれらを覚えなさい!」

 

この2つはいうなれば、ゴルフにくわしくなくても、ゴルフの問題を覚えなきゃいけないし、読んだこともない本の作者を覚えることをも意味します。

でも、いいじゃないですか。

人生の幅が広がると思うんです。

 

実利的には、授業中「あー、クイズで覚えたアレかー」が多くなります。得でしょ?

成績が上がります。

 

●では、最後に、ベタ問はどこにあるの?となりますよね。

1)そこで宣伝ですが、ボクの連載「クイズ王への道 1~118(最新)」(笑)

ざっと1200問あります。
「聞いたことないよ!」という問題もあるでしょうが、そこそこクイズをしている人なら9割は答えが出る問題レベルと思ってください。

TVに出ているような人たちならスコスコ答えられるレベルです。
2)で、やっぱ、「みんはや(「みんなで早押しクイズ」という無料アプリ)」は良いですね。ボクも、ここで出題された知らないフリや答えはケータイにメモるようにしています。
3)「クイズ宅急便」という、クイズ屋さん御用達の、それこそベタなサイトがあります。

q-tak.com


1冊800円くらいでネット購入できます。クイズ研の子たちはよく利用しています。

ちなみに去年の部費の残額約8000円で12冊ほど問題集を購入しました。

 

4)多Bの本棚に、今絶版になっている、あまたのボクの所有するクイズ本を並べる予定です。それを借りてくれてもよいです(きちんと返してね)。


5)で、ボクや先輩の自作の問題。ボクに関しては年間に700~1000問は作っているので、そういうのも今後出していきますね。

 

6)あとは、「人よりも多く押すために、覚えるんやー」という気持ちのみ!
環境は整っているのだから。

 

クイズの強さは、こなした問題量に比例する!

 

クイズに弱かったボクも、1年半で爪痕を残せた!

 

You can do it!

 

でも、焦らず、ゆっくり、楽しくやっていこうね。1年後には先輩みたいになれるからね!

 

ではでは。