連載 149

問題

 

 

1 稲荷寿司と巻き寿司の詰め合わせのことを、歌舞伎十八番のひとつにちなんで何という?

 

 

 

 

 

 

2 任天堂の顧問弁護士だった人物の名に由来するともいわれる、開発当初は「ポポポ」という名前だった、ゲームの人気キャラクターは何?

 

 

 

 

 

 

3 桜餅の独特な香りのもとになっている、オオシマザクラの葉を塩漬けにしたときに放出される芳香成分は何?

 

 

 

 

 

 

4 サーフボードやスノーボードが体から離れないように繋ぎ止めておく紐のことを何コードという?

 

 

 

 

 

 

5 機長を務めたポール・ティベッツ大佐の母親の名が付いた、1945年8月6日広島に原爆を投下したB-29の名前は何?

 

 

 

 

 

 

6 ホワイトニングや歯並びの矯正など、歯の見た目の美しさにスポットを当てて治療を行う歯医者のことを特に何歯科という?

 

 

 

 

 

 

7 ヤモリが壁に張り付くことができるのもこの働きによるものである、オランダの物理学者の名前が付いた、分子と分子の間に働く引力のことを何という?

 

 

 

 

 

 

8 韓国の高度経済成長を満喫した、90年代に30代となり、80年代に大学生活を送った60年代生まれの人たちのことを3つの数字を用いて何世代という?

 

 

 

 

 

 

9 キリンが長い首を上げ下げしたときの急激な血圧変化を吸収する、後頭部に張り巡らされた毛細血管の塊を英語で何という?

 

 

 

 

 

 

10 第一回は千早茜の「男ともだち」が受賞した、あるカリスマ女性書店員が一人で選考し、芥川賞直木賞の発表と同じ日に発表している文学賞は何?

 

 

 

 

 

 

 

解答
1 稲荷寿司と巻き寿司の詰め合わせのことを、歌舞伎十八番のひとつにちなんで何という?
助六> ※超絶ベタ。
 ★稲荷ずし→揚げ + 巻きずし→巻き⇒歌舞伎「助六」の主人公助六の愛人・揚巻に由来。

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2 任天堂の顧問弁護士だった人物の名に由来するともいわれる、開発当初は「ポポポ」という名前だった、ゲームの人気キャラクターは何?
カービィ
 ★かつて『ドンキーコング』の著作権問題に従事していた任天堂アメリカ人顧問弁護士の名前「ジョン・カービー」から取ったという説がある。

 

 

 

3 桜餅の独特な香りのもとになっている、オオシマザクラの葉を塩漬けにしたときに放出される芳香成分は何?
クマリン> ※99人の壁でも出てる。

 

 

 

4 サーフボードやスノーボードが体から離れないように繋ぎ止めておく紐のことを何コードという?
<リーシュコード>

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5 機長を務めたポール・ティベッツ大佐の母親の名が付いた、1945年8月6日広島に原爆を投下したB-29の名前は何?
エノラ・ゲイ> ※ポール・ティベッツが確定ポイント。
 ★機長はチャールズ・スウィーニー。長崎に原爆を投下したB-29の名→答え ボックスカー
 ★長崎に原爆を投下したボックスカーが本来投下する予定だった→答え 小倉
 ★日本へ向かうエノラ・ゲイやボックスカーが飛び立ったマリアナ諸島の島→答え テニアン島

 

 

6 ホワイトニングや歯並びの矯正など、歯の見た目の美しさにスポットを当てて治療を行う歯医者のことを特に何歯科という?
<審美(しんび)歯科>

 

 

7 ヤモリが壁に張り付くことができるのもこの働きによるものである、オランダの物理学者の名前が付いた、分子と分子の間に働く引力のことを何という?
ファンデルワールス力>
 ★ヤモリの指に吸盤はないが、指の細かい毛と壁の間に働くファンデルワールス力によって壁に張り付くことができる。

 

 

8 韓国の高度経済成長を満喫した、90年代に30代となり、80年代に大学生活を送った60年代生まれの人たちのことを3つの数字を用いて何世代という?
<386世代> ※最近よく出ます。
 ★90年代に30代となり、80年代に大学生活を送った60年代生まれの人たちに由来。

 

 

9 キリンが長い首を上げ下げしたときの急激な血圧変化を吸収する、後頭部に張り巡らされた毛細血管の塊を英語で何という?
<ワンダーネット> ★日本語では「奇網」とか「奇驚網」という。

 

 

10 第一回は千早茜の「男ともだち」が受賞した、あるカリスマ女性書店員が一人で選考し、芥川賞直木賞の発表と同じ日に発表している文学賞は何?
<新井賞>
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに勤務する新井見枝香に由来。賞金も、作家への連絡もなし。ただ、新井賞受賞作が直木賞受賞作より売れたりするらしい。

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[コラム]
クイズを作るときに重要なのは「問題文の美しさ」である。

そこで、自分が心がけていることをチョコッと書きたいと思う。

 

①「た」と「る」の使い分け

簡単に言うと、こういう感じ。

×「…した、~したAは何?」 「た」がクドイ。
×「…する、~するAは何?」 「る」がクドイ。
○「…した、~するAは何?」
○「…する、~したAは何?」

 

②聞き手の脳内漢字変換ミスをさける。
×「…自書の中で」➝(辞書って聞こえる?)➝「…自らの著書の中で」

 

これはWikiコトバンクをそのまんまコピペして作る人に多く見られる。それらを自分の日本語、聞き手の立場に立った日本語に変えないとダメ。

 

③ワードで「やや余白狭い」の設定にしたとき、2行以内の長さにする。
これは自分に対して、自分の中だけでの取り決めです。長すぎず短すぎず。

 

④問題を自分で読んでみて、文のリズムを確かめる。

 

 これは当たり前。リズムを確かめることは、ココで押してほしいポイントを確かめることでもあり、リズムが変な問題文は、解答者側の気持ちに立てていない。

 

⑤日頃「へえ」と思ったことを、そのまんま問題にしない。

 

 これはクイズを始めた頃の「あるある」です。「頭の中にある『へえ』なことをそのまま日本語にしてみました」的な問題文になってしまいます。そしてこういう場合得てして、「既にベタだった」という場合も多いのです。すると自分にとって『へえ』と思ったことでさえ、速攻で押される可能性もあるわけです。

 

 なので、ボクはどうしているのかというと、自分の中の非常識は他人にとっての常識かもしれないと思って、いろいろネットで調べた上、なるべくフリを新たに付け加えるなどして、立派な作品に仕上げるつもりで作っています。

 

 最後にWikiはウソもあるので、複数のHPからウラ取りをします。ウラ取り(本当かどうか調べること)はきちんとしましょうね。

 

ではでは!