連載 170

問題

 

 

 

 

1 サントリーの緑茶「伊右衛門」に名前を残す、京都のお茶の老舗・福寿園の創業者のフルネームは何?

 

 

 

 

 

 

 

2 オオカミのフンを藁などに混ぜて焼くと煙が垂直に上がるとされたことから、漢字で「狼」の「煙」と書く情報伝達手段は何?

 

 

 

 

 

 

 

3 シッティング、リーニング、ロッキングなどの反則があり、英語ではtag of warと呼ばれる、1チーム8人のスポーツは何?

 

 

 

 

 

 

 

4 ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」はこの木でできた板に直接描かれたものである、和名を「西洋ハコヤナギ」という樹木は何?

 

 

 

 

 

 

 

5 青森県の形を仮にパンの袋止めにたとえた時、つながっていない隙間部分に相当する、下北半島津軽半島の間にある海峡の名前は何?

 

 

 

 

 

 

 

6 大阪西成区にあるたこ焼き発祥の店「会津屋」では今でも食べることができる、たこ焼きの元となった粉物といったら、当時高級だった電化製品の名がついた何焼き?

 

 

 

 

 

 

 

7 ヤフーの子供向け検索サイトでは検索数5年連続トップとなっている人物で、目の不自由な人のために6点式の点字を考案したことでも知られるのは誰?

 

 

 

 

 

 

 

8 それが制定された年号から「養老七年の格(きゃく)」とも呼ばれた、土地を開墾した場合に孫の代までその土地が自分のものになるという法令を何という?

 

 

 

 

 

 

 

9 東京オリンピックパラリンピックのエンブレムでもおなじみの「市松模様」に名を残す、江戸時代の歌舞伎役者は誰?

 

 

 

 

 

 

 

10 明治10年に来日した翌日、横浜から新橋へ向かう汽車の窓から大森貝塚を発見したアメリカの動物学者は誰?

 

 

 

 

 

 

 

解答!

 

 

1 サントリーの緑茶「伊右衛門」に名前を残す、京都のお茶の老舗・福寿園の創業者のフルネームは何?
<福井伊右衛門

 

 

2 オオカミのフンを藁などに混ぜて焼くと煙が垂直に上がるとされたことから、漢字で「狼」の「煙」と書く情報伝達手段は何?
<狼煙(のろし)>

 

 

3 シッティング、リーニング、ロッキングなどの反則があり、英語ではtag of warと呼ばれる、1チーム8人のスポーツは何?
<綱引き>
★シッティング:わざと座る。
★リーニング:足の裏以外の部分が地面に触れたままロープを引き続ける。
★ロッキング:ロープを腕や肘を使って自由を利かなくする。

 

 

4 ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」はこの木でできた板に直接描かれたものである、和名を「西洋ハコヤナギ」という樹木は何?
<ポプラ>
★その絵画が描かれた年代が測定でき、贋作かどうかの鑑定にも大きな役割を果たしている、絵画の表面に見られる細かいひび割れのことをフランス語で何という?

 →答え クラクリュール※最近の学生ベタ。割れ目crackと結び付けて覚えたい。

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5 青森県の形を仮にパンの袋止めにたとえた時、つながっていない隙間部分に相当する、下北半島津軽半島の間にある海峡の名前は何?
<平舘(たいらだて)海峡> ※津軽海峡陸奥湾を隔てる海峡とも表現できますね。

 

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6 大阪西成区にあるたこ焼き発祥の店「会津屋」では今でも食べることができる、たこ焼きの元となった粉物といったら、当時高級だった電化製品の名がついた何焼き?
<ラヂオ焼き> ※三択でベタ。具はこんにゃくと牛スジ。

 

 

7 ヤフーの子供向け検索サイトでは検索数5年連続トップとなっている人物で、目の不自由な人のために6点式の点字を考案したことでも知られるのは誰?
ルイ・ブライユ> 

   ※光村の国語教科書(4年)の調べ学習に載っている影響で1位。織田信長聖徳太子をおさえて1位。

ルイ・ブライユが考案した6点点字を基に日本語に翻案して、日本の点字を開発した「日本点字の父」とは? →答え 石川倉次(いしかわ くらじ)

 

 

8 それが制定された年号から「養老七年の格(きゃく)」とも呼ばれた、土地を開墾した場合に孫の代までその土地が自分のものになるという法令を何という?
<三世一身の法> ※「格」とは律令の修正案ということ。

 

 

9 東京オリンピックパラリンピックのエンブレムでもおなじみの「市松模様」に名を残す、江戸時代の歌舞伎役者は誰?
<佐野川 市松>
★舞台「心中万年草」で白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し、市松模様の由来となった江戸時代の歌舞伎役者は誰?→答え 佐野川 市松

 

 

10 明治10年に来日した翌日、横浜から新橋へ向かう汽車の窓から大森貝塚を発見したアメリカの動物学者は誰?
エドワード・モース
 ★「縄文土器」の名付け親でもある、…→答え エドワード・モース

 

 

 

 

<一言コラム>

大学でクイズを続ける人もいると思うので、新たな場でクイズを行う場合の「やるべからず項目」第1位を挙げてみたい。

うーん、なんでしょうね。

ボクを含めたクイズの人たちは、答えてスカッとさせることを第一に考えているので、エンチャンを多用するんですが、大学では「エンチャン」という概念がそもそもないので、誰かが間違えた時には自分に解答権がない。

 

そういうとき「あー、わかってたのに」という思いになるのだけど、そこはじっとこらえたほうがよい。

というのも、他にも「あー、わかってたのに」という人が実は複数存在する可能性がありながら、みんなオトナでそれを黙っているだけなのかも知れないからだ。

 

「沈黙は銀」である。

 

また、自分が誤答した場合、出題者の問題をつぶすことになるのだから、答えを聞いて「なるほどね」とか「そういうことね」なんて言おうものなら、場の空気を悪くするつぶやきとなるわけである。誤答は誤答なんでね。

一番いいのは「あー~」とか言って可愛らしく自虐的に嘆くのがベターです。

 

自分も由緒正しい場で、強豪の人たちと一緒に押す機会があったときは、大人しくしつつも正解を出したいプレッシャーの中、問題文が全然耳に入ってこなかったものです。

 

どんな世界でも「暗黙の了解」とか「不文律」があり、ちょいと様子を見たほうがいいかも知れません。

 

いずれにせよ、上級生に「いいポイントで押すねえ」と感じさせたらベスト。

出題者にもギャラリーにも、また自分にも三方よしなんでね。

 

高校と違って、クイズ界はもっともっと広い海です。いろんな海を泳ぐべし。

 

ではでは。