クイズ王への道 連載89
890問。
開始して約4ヶ月。ぼちぼちで1万5千アクセスくらいですか。
ご愛好、ありがとうございます。
1年の最後はちょっと簡単めで。
問題
1 人間の腸の中にいる細菌を大きく3つに分けると、善玉菌、悪玉菌と、そのどちらにも属さない何菌?
2 その暗い人生観から俗に「泣く哲学者」とも呼ばれる、「万物の根源は火である」「万物は流転する」などと説いた、古代ギリシャの哲学者は誰?
3 夏場、雷が多発することから「雷都(らいと)」という別名をもつ、餃子の町としておなじみの栃木県の県庁所在地はどこ?
4 「チャランチン」と「モモルデシン」という苦み成分をもつ、チャンプルーなどでもおなじみの野菜といったら何?
5 民衆のかまどから煙が立ち上らない様子を見て、彼らの貧しい暮らしぶりに気付き、三年間税金を免除したという逸話で知られる、第16代天皇は誰?
6 日本初は2013年長野県飯田市東和町(とうわちょう)に設置された、外国でよく見かける、信号機の要らないリング状の交差点を英語で何という?
7 毎年8月の第3木曜日が販売の解禁日となっている、スウェーデン語で「酸っぱいニシン」という意味の、強烈な臭みで有名な缶詰といったら何?
8 中根式、早稲田式、参議院式、衆議院式が四大方式とされているのは何の種類?
9 アフリカの国、スーダンの首都はハルツームですが、南スーダンの首都はどこ?
10「大晦日は一日千金(いちじつせんきん)」という副題がついた、1年の総決算である大晦日を背景に、町人たちの悲喜劇を描いた、井原西鶴の浮世草子といったら何?
解答!
1 人間の腸の中にいる細菌を大きく3つに分けると、善玉菌、悪玉菌と、そのどちらにも属さない何菌?
<日和見菌>
★1つだけ浮いているパターン。
2 その暗い人生観から俗に「泣く哲学者」とも呼ばれる、「万物の根源は火である」「万物は流転する」などと説いた、古代ギリシャの哲学者は誰?
<ヘラクレイトス>
★火、流転=火がグルグル回って、ヘラヘラ笑うんじゃなくって、逆に泣く哲学者、を思い浮かべよ。
★「万物は流転する」は「パンタレイ(万物は流転する)」って習うと思う。
★万物の根源は水→タレス(水が垂れる、と覚える)
★逆に「笑う哲学者」=デモクリトス
3 夏場、雷が多発することから「雷都(らいと)」という別名をもつ、餃子の町としておなじみの栃木県の県庁所在地はどこ?
<宇都宮>
★昔「遠雷」という日本映画があって、栃木県が舞台だったんですよ。合点がいった。
4 「チャランチン」と「モモルデシン」という苦み成分をもつ、チャンプルーなどでもおなじみの野菜といったら何?
<ゴーヤー> ※ツルレイシ、ニガウリでも可。
★「チャランチン」「モモルデシン」の指勝負になります。チャラ~ン、チン!ってなんか金属音っぽい。
5 民衆のかまどから煙が立ち上らない様子を見て、彼らの貧しい暮らしぶりに気付き、三年間税金を免除したという逸話で知られる、第16代天皇は誰?
<仁徳天皇>
★有名なエピソード。
6 日本初は2013年長野県飯田市東和町(とうわちょう)に設置された、外国でよく見かける信号機の要らないリング状の交差点を英語で何という?
<ラウンドアバウト> ※日本語では環状交差点
★2017年時点で日本に67ヶ所。
7 毎年8月の第3木曜日が販売の解禁日となっている、スウェーデン語で「酸っぱいニシン」という意味の、強烈な臭みで有名な缶詰といったら何?
<シュールストレミング>
★シュールが「酸っぱい」(英語で言うsourサワーかな?)
ストレミングがバルト海産のニシン。
★「毎年8月の第3木曜日が販売の解禁日」はとにかく8月解禁というのを覚えよう。
これは11月の第3木曜日が解禁日=ボジョレー・ヌーボーを意識したフリで面白い。
8 中根式、早稲田式、参議院式、衆議院式が四大方式とされているのは何の種類?
<速記>
★日本速記協会では現在この4つが代表的と書かれてありますが、
他にも、V式、石村式、田鎖式(たぐさりしき)などあり。
「田鎖式(たぐさりしき)」はフリで出るかな。田鎖は日本の速記術の創始者だから。
日本速記術の創始者、田鎖綱紀(たぐさり こうき)
★中根式は考案者である教育家、中根正親(まさちか)に由来。
中根式(左) と 早稲田式(右) なんや、よーわかりませんねー。
9 アフリカの国、スーダンの首都はハルツームですが、南スーダンの首都はどこ?
<ジュバ>
★ジュバは覚えるとして、ハルツームは「象の鼻」という意味で、青ナイルと白ナイルの合流点。
★かつてはアフリカ大陸で一番面積が大きい国は? 答え スーダン だったが、南スーダンが独立したことによって、現在はアルジェリアが面積一位。
10「大晦日は一日千金(いちじつせんきん)」という副題がついた、1年の総決算である大晦日を背景に、町人たちの悲喜劇を描いた、井原西鶴の浮世草子といったら何?
<世間胸算用(せけんむねさんよう)>
★1年最後の問題はコレに決めていました。この副題はベタベタですよ。
[あとがき]
1月の大会は、全員プレーの最初で最後! クイズのセンター試験!
この1年やってきたことをぜーーんぶ、ぶつける!
ブログの暗記、君たちの本気モードでやる! 切なるお願いじゃ!
最後は、楽しむ!
さて1年の最後は、ちょうど連載89。89といったら1989年の平成元年。
89年はウルトラクイズに衝撃を受け、クイズ本を買って覚えようとした最初の年なんす。
ボクがアスリートとして超本気でクイズに向き合っていたのは、たった4年間くらい。
ずーっとアスリートで居続けるのは正直しんどいもので、
教える仕事に開眼後は、自分なりのペースで自分なりにクイズとつきあってきました。
知りたいことを知る。面白いなと思ったことを面白がる。へえと思う気持ちを大切にするとか。
そして今に至ります。
まあ、それにしても今年は、例年まれに見るくらいに「クイズ漬け」の1年でした。
いやー、楽しかったっすわ。もう、それしかない。
どうぞ2019年も、あなた自身のそれぞれのスタンスでクイズ愛を!
よいお年を!
Post Script
2018年に引いたおみくじは大吉だったんですが、その意味、よくわかりました☆
全員、お疲れ様でーす。