クイズ王への道 124
ちなみに連載124。
2をかけると248!
そう248番目の令和にかけているんですねー。
いよいよ、平成最後です。
問題。
1 今日、葉を摘んでも明日には芽が出るほど発育が早いことから名前が付いたセリ科の植物は何?
2 「三蹟(さんせき)」と呼ばれる書道の名人とは、藤原佐理(すけまさ)、藤原行成(ゆきなり)とあとひとり、花札で11月の札にも描かれている誰?
3 「生クリームを煮たもの」というイタリア語の意味の通り、生クリーム、砂糖、牛乳を混ぜて温めたものをゼラチンで固めた、おなじみのスイーツは何?
4 「ではみなさんは、そういうふうに川だと言いわれたり、乳(ちち)の流れたあとだと言いわれたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」という先生のセリフが書き出しとなっている、宮沢賢治の童話は何?
5 「令和」のように下に「和」という字がつく元号で、最も古いのは何?
解答!
1 今日、葉を摘んでも明日には芽が出るほど発育が早いことから名前が付いたセリ科の植物は何?
<明日葉(あしたば)>
★八丈島で多く取れることから「八丈草」という別名を持つ…という前フリで有名。
2 「三蹟(さんせき)」と呼ばれる書道の名人とは、藤原佐理(すけまさ)、藤原行成(ゆきなり)とあとひとり、花札で11月の札にも描かれている誰?
<小野道風(おののとうふう)>
柳にとびつこうとしているカエルを見ているこの人が小野道風。
「三蹟」は高校日本史で黒字で習います。
★ふじわらのさり、ふじわらのこうぜい、と読んでもよく(こういうのを「有職読み・ゆうそくよみ」というのはクイズベタだが)、
「サリー(サリ)ちゃんのパパが豆腐(トウフウ)を買うぜい(コウゼイ)」と覚えるのが有名とWikiに書いてある。有名かあ?
3 「生クリームを煮たもの」というイタリア語の意味の通り、生クリーム、砂糖、牛乳を混ぜて温めたものをゼラチンで固めた、おなじみのスイーツは何?
<パンナコッタ>
★和歌山のサミットの夕食で食ったパンナコッタ、めっちゃうまかったな。
★パンナ=生クリーム ★コッタ=煮た
4 「ではみなさんは、そういうふうに川だと言いわれたり、乳(ちち)の流れたあとだと言いわれたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」という先生のセリフが書き出しとなっている、宮沢賢治の童話は何?
<「銀河鉄道の夜」>
★こんだけも長い文字、いらん。「では、」で押せます(ほんまかいな・笑)
★主人公=ジョバンニ お供する子=カンパネルラ。
5 「令和」のように下に「和」という字がつく元号で、最も古いのは何?
<承和(じょうわ)>
★難問ですけど、今後ベタになるのかなと。
上に「和」がついてもいいなら、最も古いのは和銅(あいうえお順の最後)。
★承和の変=上記に出てくる三筆の一人・橘逸勢が謀反を企てたとして流罪になる事件で、日本史黒字。
<クイズ的 あとがき>
①クイズの良さ。
前々回の例会終わりやったか、Wさんが「マリオの本名」の話をNさんにしてて、「いいねえ」と褒めたくなりました(笑)。次のページくらいにその問題があったのでね。
そもそも、うんちくって、言うほど日常では語ることができず、例会に来るとガンガンできますよね。ストレス発散です。そういうの、すごく好きな雰囲気です。
難問高速押しのM先輩も「先生、ニューオーリンズの銀行家…(やったっけ?)」で押せますよ。」とか。答えはタバスコなんですけどね(気になる人は調べるとして)。
クイズっていうのは、基本、人に言いたくなるもの、でまた、答えたくなるもの、というシンプルな原理がそこにあります。
自分も大人になりまして、職場で他人が語る(正式には、傾ける)うんちくが間違っていたとしても訂正をせず、知っていたとしても「へえ、そうなんですねー」と言えるようになりました。(そういうことが「大人」なのかって言われると…・笑)
最近でいくと「京都タワーの形のモデルって、植物の茎やねん」と同僚の方がおっしゃってて。まあ「へえ」となりますわなあ。
若いころなら「高さ131mは、当時の京都の人口131万人にちなんでいるんですよねー」と言っていたかもしれないが、そんなことも言わず。
心の中で「茎?聞いたことないなー。何の植物?」と思いながら、あとで検索するとまったくのガセだったり。
知人のクイズ好きに、年賀状の一言に、難問クイズの答えのワードだけを書く人がいて。
送られた方のクイズ人は、「何?」とメチャメチャ気になるらしいです。
たとえば 「ラノララク山」 とだけ書かれているという年賀状。
※ラノララク山が何か気になる人は連載を読もう!
あ、これなんか企画になりそうですね。難問を出すとスルーになって冷えるから、難問のキーワードだけガーッと書いてあって、ケータイOKで時間内にそれが何かを検索するとか。
たとえば、
デルティオロジスト アラクノフォビア ネウボラ みたいな感じですかね。
適当なことわーわー言うとります。
②~平成を終えるにあたり~
元号が平成に変わった1月8日は、某大手K塾でチューターのバイトをしていました。廊下を歩いていたら、古文の先生が「え、もう名前発表されたの?え?へいせい?」と雑談しているのが聞こえてきて「あ、そうなんだ」と自分の知るところになったのを、ぼんやり思い出します。
平成でクイズにどっぷりはまって、今の職業にも就き、息子2人も生まれ、家も買って、テレビなんかも出て、クイズに飽きたら教えることに熱中して、今は若い子たちとクイズをやる機会も増えて……まあ、振り返るといろいろやってきたなあと。
クイズだけについて話せば、20代のころは「大会で勝つ!テレビも出たい!」というストイックな感覚でしたが、今はそういう感覚ないです。あ、テレビは出たいか。
今は、気の知れた者同士でマッタリとボタンを押しているのが楽しいですね。
やはり、授業もクイズも「楽しい」がキーワードかと。
もっというと「本気で遊び、ためにもなる。」という感じ
ここ最近の例会は、そんなムードがあって、なかなか良いですね。
楽しみながら強くなる。
令和もそういうクイズやりましょう!
ではでは。
銀河鉄道の夜! (それは「では」が一回。)